FHMの会便り 90号から抜粋

☆「第6回全国精神保健福祉家族大会」
みんなねっと大阪大会に参加して
FHMの会(東京つくし会理事)    増田 公子
大会は、「家族支援の実現と精神保健福祉の向上を!」のメインテーマで9月⒐日⒑日大阪国際会議場で約2千名の出席の下、開催された。
家族会では、「この病気についてもっと早く知っていれば、親も子もこんなに長い期間、迷わなくても済んだのではないか、重症化させずに済んだのではないか」と話によく出る。私も早期発見ということが大変気にかかっていた。それで、「早期支援と教育の分科会」に参加してみた。
この分科会では教師、家族、支援者、スクールソーシャルワーカー等から実践報告がなされた。一つ一つの実践は、心の病について学習をするまでの過程が大切なことを感じさせるものだった。  
最初に、スタッフ(精神・保健・福祉・病院等の多職種からのスタッフ)が中心になって不登校やメンタルに心配な生徒との情報交換、そして、教員との情報交換(自殺した人がいるかどうか?クリニックに通院しているかどうか?クラスのいじめの状況など)をして実態を明らかにした。次に、クラスごとに多職種スタッフ2名が参加し「心と体のバランスについて」授業をする。子供たちは、不安定な心の状態(孤立感、自信喪失、不幸感等)について知り、自分の心を見つめ、誰でも不安定な心の状態になることがあるということ、その時には周りの人に相談をしたり、助けを求めたりする行動をすることが大切なことであるということを教わった。今、元気な生徒も、今そうでない生徒も不安定な状態について学び、どんな対応が適切かを学ぶことができた。
 また、教師たちも、この授業によって、病気の発見に努めるのではなく、適切な対応が重要であることを学んだという報告がされた。
私は、それらの実践報告を聞いて、今後、それぞれの地域で教育啓発をして行くことの大切さを感じました。

☆講演会「精神疾患と、それにともなう精神障がいについて知る」
講師:秋川病院々長 植田 宏樹先生  主催:日の出町社会福祉協議会
                   協力:精神保健福祉ささえあいの会

9月7日(土)精神保健福祉について理解を深める講演会が、日の出町役場にて行われました。植田先生の講演は何度参加しても参考になり、新たに加わる内容にも学ぶことが沢山あります。また、診察、各地での講演などでお忙しい中、西多摩の家族会の定例会にも駆けつけてくださっています。こうした取り組みが、地域の精神保健福祉の土台を築いているように思えます。
内容はとても充実しておりましたが、紙面の都合上、「家族の対応のポイント」のみ紹介させて戴きます。
「家族対応のポイント」
① 分かる ・・・・ 病気は部分であってその人のすべてではない
② 見守る ・・・・ 適度な距離、ゆとりを持ちましょう
③ 任せる ・・・・ 一人の人間として対する       (K)

☆講演会「ここまで分かった、ここまで変わった
精神疾患の研究と治療・支援」
講師:山崎 修道先生(東京都医学総合研究所、心の健康プロジェクト主任研究員)主催:西多摩虹の会    場所:あきる野ルピア  日時:9月14日

この障がいは多くの人が罹ると言う。原因については70以上の仮説があるそうです。うまくいかない人間関係、仕事や生活まだ病院中心の医療だが、これからは地域と社会で一人一人ていねいで身近な支援が大切とのことです。例としてのかかりつけ医が訪問するイギリスなどは敷居が低く、メンタルにもつなげ易い。また、世田谷の当事者、家族、専門家が一緒に取り組むなど話されました。偏見を無くす学校教育の必要性。統合失調症や発達障害の論文が10年間で倍に増えたというのは大変うれしいことです。これから、医療や関係者の力を借り、当事者、家族が穏やかにウェル・ビーイング(よりよく生きる)も願っています。(C)
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ご家族に精神障害を抱えている家族の会です。
日頃本人のために良かれと思いあれやこれやしていることと思います
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案内役の オクター です。

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